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スタジオで働くという事

(当社「新人研修プログラム」より抜粋)
スタジオに入ってきた皆さんは、カメラマンになるための第一歩としてスタジオマンという職業を選ばれたことと思います。


ただ実際にカメラマンになる為には、大変な努力が必要です。当スタジオは写真の学校を出てなくても採用することもありますが、そういった人はその分、写真やカメラの知識・技術を自分で勉強しないとついてこれなくなります。なんとなく「カメラマンになりたい。」ではまずなれないと思います。単にスタジオに入社すれば自動的になれるものでもありません。


スタジオで働けば実際の撮影の現場を見る事ができますし、撮影の一員として参加する事ができます。その経験は学校では学ぶ事のできない、貴重で有意義なものです。
しかしそこで撮られた写真は自分で撮った写真ではありません。数々の現場の中に身を置き、その中で学んだことを自分のなかで消化し、たくさん写真を撮ってください。撮影現場に身を置いていることで安心してしまい写真を撮らなくなる人も中にはいますが、自分で写真を撮らなければ、そこから先はありません。メインアシスタントになれば作品撮りでスタジオを使う事もできますし、休みの日に外で写真を撮る事はすぐにでもできるはずです。


上で「学ぶ」という言葉を使いましたが、スタジオは学校では無くスタジオマンも学生ではありません。れっきとした責任ある職業です。新人教育には力を入れますが、1から10まで手取り足取り受動的に教えてもらおうとは思わず、自分から覚えよう・吸収しようとどん欲に努力してください。社会人としての常識(他の職業でも最も重要であり、カメラマンになってからも必要です。きちんと挨拶をする、遅刻をしない、など当たり前の事です。)も身につけつつ、スタジオマンという撮影アシストのプロになってください。


ではスタジオマンとは、どういった仕事なのでしょうか?


まず時間が非常に不規則です。基本の就業時間は9:00〜18:00ですが、入ってくるお仕事に合わせての時間になります。プライベートの予定も立てにくい業種です。土日も仕事次第では出勤になります。(業界的に普通の事です。土日は休みという概念は捨ててください。勤まりません。)
そして実際にスタジオに入社して最初の数ヶ月は撮影には入れません。挨拶から始まり、機材の名前と場所や使い方をおぼえたり、朝掃除、洗濯、などの業務をこなして頂く事になります。スタジオを常にきれいに保つための掃除、補修作業なども重要な仕事です。(これはメインアシスタントになってからも同じです。)


そこからサブアシスタント、メインアシスタントと昇格していき、撮影に入ることができるようになります。しかしメインアシスタントがゴールではありません。ここからがスタートだと思ってください。全く同じ撮影はほぼ無いと言っていいでしょう。それに対応するための経験を積んでいくのはここからだからです。
撮影に入れるようになるということは、同時にさまざまな責任を背負う事になります。
スタジオでは大容量の電気を扱います。また重量のあるライトや機材があります。ストロボの発光部はガラスで出来ています。また大変熱くもなります。これらの扱いを誤ると非常に危険です。また一つ一つの機材は繊細で大変高価なものです。
また個々の撮影では多くの人々が関わり、多くの制作費が使われています。(スタジオ使用料として頂いているお金もその一部です。)その仕事に携わっているという意識を持って働いてください。失敗はもちろん許されません。お客様にとって、その撮影に入っているあなたへの評価が「スタジオ60」への評価になることを忘れないでください。そういった評価の積み重ねでスタジオは成り立っているのです。


スタジオマンとは、撮影現場全体に目を行き渡らせ、カメラマンをはじめとしたお客様全員に気持ちよくスムーズに仕事をしていただく為にアシストする職業です。指示されたセットを早く安全に正確に組み、撮影中はカメラマンの動きを見て、次に何が必要なのかを常に考えながら動きます。また同時にヘアメイクさん、スタイリストさん、クライアントさんなど他のお客様の動きにも注意を払わなければなりません。
また相手がいて人と接する仕事である以上、接客業です。笑顔で丁寧なコミュニケーションをしてください。
(こういった注意力や心配りはカメラマンになってからも、役立つことになります。)


こういったスタジオ内での技術の向上。そしてお客様とのコミュニケーション能力の向上を目指し、カメラマンになるという初心を忘れずにがんばってください。そしてがんばるだけでなく結果を出してください。がんばるだけで評価してくれるのは学生までです。


以上のことを肝に銘じ、仕事を入れてくれるお客様への感謝を忘れず(仕事を頂くという事の大変さ・ありがたさはカメラマンになってからもわかると思います。)一緒に楽しく働いていきましょう。


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